この君 air

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エフェクター

 

先日、祖母が白内障の手術を受けた。ひとり暮らしのため、術後のことを考慮しての入院手術。入院中は読書やテレビ鑑賞ができず、ラジオを聴くか寝るだけの退屈な時間を過ごしたようだが、上げ膳据え膳の豪華な院内食には興奮していたらしい。経過は良好で、0.1だった視力は0.9になった。

 

母の話によると、術後2日目にこんな問答があったという。

祖母「手を洗っていると、自分の腕ってこんなに黒かったかなと不思議でしかたないです。まだ目に何かあるんだろうか…」

医者「いや。視力が改善したことで、本来の見え方になっただけです。おじいちゃんが白内障の手術を受けて、“うちのばあさん、あんなシワだらけだったか…”と絶句することはよくあります」

 

治ればうれしい 白内障、なければ哀しい ぼかし機能。