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「おでんの海で泳ぐ夢を見た」という父のリクエストで、先日の晩ごはんはおでんだった。某サラダの短歌のように、さりげなく記念日にするセンスをもたない私たちは「子どもだったらそれ、おねしょのフラグよね」と笑いながら、ダシのしみた大根をほおばる。
目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。それは祈りに近い。憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。-そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった。
— 後藤健二 (@kenjigotoip) 2010, 9月 7
朝、目が覚めて、後藤さんの悲報に触れた。せめて悪い夢であってほしかった。人のため、命がけで東奔西走してきた方が、なぜこんな目に遭わなければならないのか。
安倍首相は早朝の会見でも、直後の関係閣僚会議でも、「罪を償わさせる」という言葉を使っている。2回繰り返したということは、この好戦的な言葉はどの言葉よりも自覚的だということ。ならば、彼の自覚が、ただただ怖い。
— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) 2015, 2月 1
愛する人たちとの楽しい食卓。腕に抱いたわが子のぬくもり。お気に入りの散歩道。そんな何気ない日常が、つかめない幸福になる時代が迫っているようで、悪寒がする。
巣立ちの季節を前にしてか、近所の学び舎から学生たちの奏でる『君が代』が流れてきた。国歌がきょうほど虚しく聴こえたことはない。
心よりご冥福をお祈りします。
おまけ:
新店にて。地元でフィッシュアンドチップスを食べられるとは。