しょこら中のショコラ(上京記3/4)
母さまに「サザエさん展、三越でやってるよ」と教えてもらい、ワクワクしながら出かけたら、ちがう三越だった。「昔は10:00開店だったのに、なんで遅らせたんだろな」と10:15から見知らぬおじさんに不定期に話しかけられたあの時間を取り戻せたら、と土地勘のない自分を呪う。
エスカレーターを登った先に待ち受けていたのは、女の甘い戦場(勘違いに気づいたのはこのとき)。サザエさんを諦め、タマよろしくおしりフリフリ参戦。
ショコラティエの直筆サインが。もはやスター級。
チョコの催事がおもしろくなって、在京中はほかの百貨店や駅チカでもチョコ売り場に足を運んだ。彩り豊かなショーケースを眺めていると、まるで宝石を眺めているような高揚感を覚える。バレンタインの本来の意味を考える隙は、そこにはない。
ダンスの上手なヒューマノイドに遭遇。人酔いがちょこっと癒やされた。
食べないほうの催事では、静謐な美と、永遠なる一瞬に触れる。善き哉。