この君 air

おおきに閲覧。

理想と現実

 

良品週間ですね(時候のあいさつ)。「きょうこそ何か買う!」とワクワク店内を回遊するも、良品のなじむお洒落ライフとは縁遠いことをふと思い出し、水500mlを買って帰るということを毎度繰り返している。「無垢材の机に頬ずりして日がな過ごしたい」という理想と、「ひとり用こたつ(過去記事参照)快適すぎる」という現実。お洒落さんは寒さに強いんだろうな。

 

春の人事異動を前に、片付けの手伝いをする場面が増えた。支える相手を失って、ぴたりと重ねられたブックスタンドを眺めては、誰の共感も得られず、発した時点で痴女確定なひと言「ブックスタンドってエロいですよね」を喉元にとどめるのに苦労する。エロい思考は若さはじけるときに蔵出ししておかないと、30過ぎてからエラいことになるようだ(私は若さがはじけなかったので、今さらこじらせ中)。「青天の霹靂」をあえて略してみるとか、中学2年生もびっくりだろう。むかし思い描いていた30代の知的な自分像は恥的に変化。できるか、恥じらい乙女への軌道修正。

 

 

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あれから4年。日本、そして自分自身も大きく変わった年月を、ワインとともに回顧した。たのしかったことも、つらかったことも、混沌として豊かな味わいになればいい。いつもそばにいてくれる人々に、感謝を込めて。