この君 air

おおきに閲覧。

小太り女のコブとり記 2

 

術前健康診断と、細胞診の結果を聞きに病院へ。採血・検尿、胸部レントゲン、肺活量・心電図の検査室を巡った。はじめての肺活量検査は、やさしそうなおねえさんが担当。細いドライヤーみたいなものをウの口で咥えて、まずは普通の呼吸から。楽勝だなと思っていた矢先、

「はい吸って吸って吸って吸って吸ってー!吐いて吐いて吐いて吐いて吐いてーぇ!
もっとイケる!もっとっ!まだまだ!もっとッッ!

と突如スパルタモードに。茶道部の見学行ったのに50mダッシュ10本させられてるような戸惑いと可笑しさで、ブホァッてなる。「大丈夫ですよ、もう一回ですね」って微笑まれてもさ、大丈夫じゃない、ぜんぜん大丈夫じゃないよおねえさん。おかげさまで、検査以降の脳内BGMがずっとこれである。

検査結果はすべて問題なく、細胞診も良性(多形腺腫)とのこと。「これは術日まで決めておいてほしいんだけど」と切り出されたのが、切開方法だった。

f:id:sanamiaki:20150515225548j:plain

↑ここでは右だが、実際は左の耳下腺

「一般的なやり方(赤)でもいいんだけど、まだ若いからね…。ケロイド体質も考慮すると、髪の生え際にそわせて傷を目立たせないようにすること(青)もできるよ。ただ、切る範囲が増えるし、ちょっと難易度が高い。どちらにするか、判断はおまかせします」。迷いどころだが、見栄えよりも安全重視で前者を選ぶ予定。傷跡をちらつかせて、職場の若い子たちに凄んでやる。

あとは術日を待つだけとなった。各方面に迷惑をおかけするので、はやく退院できるように免疫力高めとこう。

 

 

おまけ:

f:id:sanamiaki:20150515220619j:plain

論文と術前健診から解放された喜びで、呑まずにはいられなかった昨晩。ちょいと一杯のつもりがボトル一本分になり、ひさびさベロリーヌ。ワインに耐性ついてきたと思っていたが(なぜかワインには弱い)、てへへとほほ。それでも目覚めがよかったのは、ちゃんと作られたワインだからなんだろうな。

母「あんた昨日のこと覚えてる?」
私「?」
母「部屋の前の廊下で寝てたよ」
私「!」
母「コート掛けから着てないジャンパーひっかけて」
私「!!」
母「起こしたら意味わかんないことしゃべるし」
私「!!!」
母「30過ぎて恥ずかしいったら…(泣)」
私「…どんまい!」←お前だよ

お転婆すぎて汚点ババアにならないように(自戒)。