この記なんの記
…つうか、ほとんど小太り記。
6月21日(手術後16日目)
仕事おわりに急遽、某ホテルでの「フレンチと日本酒の夕べ」に参加。なんでも箸で済ます食生活に慣れきっていると、「海の幸とクスクスのサラダシトラス風味」なる料理をナイフとフォークで食べなければならない場面に立たされたときに窮地に陥る。一品一品出るたび挙動不審だったので、影でくすくす笑われていたに違いない。A4ランクの肉と聞いて「紙サイズかよ」と反応する、どちらかといえば赤身の好きな小市民。
緊張をほぐしに寄った店で、まさかのラインナップ。クラフトの波、夏だけでなく通年押し寄せてほしい。
6月22日(手術後17日目)
「近くて遠い酒」と言えるかもしれない、はじめて飲んだっす14th。そしてヒステリックな一杯は、ゆるゆる飲むのに最適な風味。ぬるめ好きにはたまらんですワイ。
6月23日(手術後18日目)
11時、傷を見せにチダちゃんのもとへ。術後しばらく経つのだが、腫瘍の検査結果がまだ出ていないため、来週改めて伺うことになった。顔モミモミ後の麻痺チェックでは
チ「はい口、ウーーーッ、イーーーッ。目パチパチ、ギューーーッ。鼻ヒクヒク。」
と鼻ヒクヒクがさりげなく追加されていてうろたえる(そして恥じらい)。麻痺は1ヶ月でなんとかなりそう、との所見。耳周辺は汚れがたまりやすくなるので、ごしごし洗ってよいらしい。けっこう扱い雑よね。
6月24日(手術後19日目)
たまには作るほうもやってみるかと、仕事の前にマクロビの料理教室へ。
精進でもおなじみ、うなぎの蒲焼きもどき。模様をつけるとそれっぽい。
お味噌汁は、味噌を摺ってから加えると風味が濃くなるとか。
寒天をさいの目状に切る作業に没頭。
蒲焼きもどき、海藻の寒天寄せ、野菜のナッツディップ添え、梅酢ピクルス、玄米ごはん、ズッキーニと玉ねぎの味噌汁、小豆寒天の抹茶ソースがけ。梅雨を招き忘れたかのような青空のもと、みなさんとベランダで昼食を。すべてを、ていねいにいただく心地良さを知った。