通り名
母の朝の日課に、新聞の死亡広告欄チェックがある。物故者の名前に見覚えがあれば「お父ちゃん!◯◯さんのばあちゃん死んでる!」とまめな報告を怠らない(しかし、母より早起きな父にとっては既知情報である)。
そんな広告チェッカーが「これは初めてだ」と驚いていたのが写真右の広告だ。
通り名。
この記載だけで、「ここまで本名と違う名がなぜできたのか」「どれほどの人が本名を知っていたのか」と妄想をかき立てられてしまう。私も酒のつきあい上、本名とは無縁の通り名があるので、こういう広告の出し方も悪くないなと感心した。
そしてどちらかといえば、あんころと肉に目がないモエタン(写真左)に興味津々なのであった。
ご冥福をお祈りします。