のむTYO
夜は、ビアバーを巡る旅へ。半年前、カレーなるご縁でお会いした方とご一緒した。「おすすめのお店へついてまいります」と申し上げると、待ち合わせで指定されたのは麻布十番。
1軒目。土地柄のせいだろう、お客さんの外国人率が高い。
パクチーを山盛り食べたいという夢がかなうサラダと、みっちり肉々しい(=シャウ◯ッセン的パリッと感のない)ソーセージ。味はビールに合わせてか、濃いめ。都内でも飲める場所が限られるという、サッポロ「白穂乃香」もござい。
せっかくの機会だから、と個性派ビアバーへ移動。拾ったタクシーがクラウンだったおかげで、つかの間のセレブ気分を満喫(730円也)。
「boogoop(左)」は、お店で2年熟成したもの。1杯(=100ml)1,000円と聞くと目眩がするが、ワイングラスでちびちびと嗜むのが似合いのふくよかな味わい。カウンターで「ゴディバのチョコは22〜3歳でもらい飽きた」というリュクス女子の話を小耳に挟み、自分の場違い感を思い知るリュック女であった。
お付き合いいただいた方に感謝。
翌日。代々木上原の店に行ってみたかったのだ。
八重洲の店もいいけど、住宅地にあるここはもっと落ち着いた雰囲気。バー兼カフェなので、女性客がビールではなくカフェラテを片手に談笑する光景も見られる。
黒板やカウンターの絵もかわいらしい。朝から営業しているので、ご近所の方はぜひに。
銀座で立ち寄ったお店では「どちらかというと、かき氷で有名になってしまって…」と、店員さんが笑いながら話し相手になってくださった。夏は行列がつくほど賑わい、冬は比較的のんびり。とはいえ、かき氷はオールシーズンやっているので、今の時期でもシメに召し上がる方が多いらしい。
ビールのおともに、ちょい悪イクラくん(イクラの醤油漬けの燻製)と、野生エゾ鹿の肉じゃが。日本酒のおともにした時雨煮は、「オイスタースタウト(蔵ビール)」の出汁をとったあとの牡蠣を使ったものだそうだ。どれも手間がかかっていて、美味しい。
オーナーは山形に縁のある方で、店の階下にはご両親のお店がある。「たまたま空き店舗が出て」とのことだが、ちょっと珍しいかも。
さすが東京、たのしい店ばかりだね。また行けるようにがんばろう。