春分

祝日。お彼岸の墓まいりへ、という人も多いようで。

今年は母方の祖父の7回忌。同居していなかったが、親族のなかでいちばんわたしと性格が近いのは祖父だと思う。好きなものは、散歩と本と音楽と酒。「写真撮ってもらえませんか」と人から頼まれて、ニコニコしながらわざと撮る位置をズラすひねくれ根性。ストーブの前に立って温まっていたら、ズボンのひざ裏を焦がしてしまうおっちょこちょい加減も、似ている。

いいも悪いもひっくるめて、自分の中にも祖父が生きているのだと思うと、いつでも会えているのだなという気がして、ほっとするのだった。…でもまぁもっぺん、飲みたかったねぇ。

顔立ちはかなしいくらい似なかった。

おまけ：深夜帯に、テレビでたまたま初回を観てしまう(関東ではすでに放送終了)。エイジングビーフをほおばる福士誠治が、エイジングにより色気が増して文句なし。