Love Love DOBU
花の金曜日。奥さまとの再会のハグではじまった、底なしの白い夜。夏のおわりと秋のはじまりを告げる献立を、一品一品にあわせて注がれる燗酒とともに愉しんだ。BGMには麻辣音楽、そして涙腺のゆるむことば。昨年同様、帰り道では すっ転んだけれど(ひざ赤い)、手を差し伸べてくれる人がいたから大丈夫。
「おれらなんか毎日キスするぜ。相手の体調、把握できるし」…実演までしてくださって、見ているほうが照れちゃった。こんなにおちゃめで、偉大で、細やかな気配りのできる方々を、わたしは他に知らない。互いをその道のプロとして敬い、夫婦として愛をもって支えあうおふたりの関係は、ほんとうに理想的。到底及びもしないけれど、精進します。
そしてきょうは、空をひとっ飛び。…する技術もなく、陸路をおんなひとり旅。
ご夫妻のあまい言葉に誘われ、未踏のお店で念願の鰻を。男の人、こんなに肝食べちゃったら大変ね。わたしは酒欲を抑えるのに必死だったな(同じ卓で ひとり呑んでらしたからツラさ倍増)。
みなさんとお別れして、浮気なドライブ。
佐藤繊維が今春オープンさせたセレクトショップを初訪問。もとは蔵だって聞いたけど、なんの酒を造ってたんだろう。店舗は「雑貨・喫茶」と「衣服」で分かれている。基本しゃれてて、価格も高めな商品群。…高めなのに、しかもまだ月はじめなのに、かたちと素材に惚れた一着をわがモノに。「金は天下の回りもの、買わない後悔より買って後悔」と念仏のように唱えて店を出た。
その後、いつもの酒屋に立ち寄った頃から、鰻効果で肌ぷるんぷるんだし無駄に元気だし。帰りがけにちょっと艶っぽい手つきで一票投じてきたが、立会人は興味なさそうだった。うーん、今夜は眠れないぜ。 ←開票が気になる、という点で ←…と書いたところで当確が出た。寝ろ